構造生物 Vol.1 No.1 1995年9月発行
資料12
TARAプロジェクト講演会及び講習会(案)
三共株式会社 畠忠
対象者;生体高分子 X線構造解析に従事する初心者及び中級者
コンセプト;内容をまとめて一冊の本にしたら、それは、生体高分子 X線構造解析の入門書あるいは手引き書になるような講演会及び講習会にする。
講演及び講習内容
放射光の基本
放射光発生の原理
アンジュレータ、ウイグラー、ベンデイングマグネットによる光の性質及び特徴、 X線の強さ(実験室系との比較)、波長、モノクロメータ等
4 軸回折計、実験室系IP、放射光IP(巨大ワイセンベルグカメラ)の特徴シンチレーションカウンターとIPの特徴(感度など)
露光時間と緒晶のダメージ
IP の崩壊(繰り返しの回数、バックラッシュ等)
平板 IPと円筒形IP(スポットの形等)
Fu1l とPartia1反射(巨大ワイセンベルグカメラは振動角が大きい)
巨大ワイセンベルグカメラ使用のノウハウ(講演&講習)
ワイセンベルグ写真の基本的な幾何学
実験室系の装置と何が同じで何が異なっているか?
結晶のマウント(軸立ては必要か?また、その手順は?)
露光時間の目安、振動角とカップリング定数の決め方、結晶のダメージの速さ効率よく測定を行うには?
基本的なアライメント
基本操作(特にコントローラのコマンド)
波長変更の方法
データプロセスのノウハウ( WEISとDenzo)(演習&講習)
解析ソフトウエアー(理論と実例)
(細かい項目につきましては別途相談させて下さい)