構造生物 Vol.1 No2
1995年12月発行
TARA蛋白質構造解析のためのソフトウェアに関するアンケートの結果
第2班班長 東 常行
第二班
さる9月にTARAへ1995年度に導入を予定している蛋白質結晶構造解析のための計算
機とソフトウェアについて(下記)、第2班班員と企業の方々にご意見を伺いました。
アンケートの内容
- 計算機について(案)(構成略)
- SGI社 Indigo2XZ ワークステーション(一式)
- DEC社 A1phaStation 600 5/266 ワークステーション(一式)
- 構造解析のソフトウエアについて(案)
- 回折強度処理
- WEIS DENZO
- 構造解析一般
- CCP4 PROTEIN MERLOT XTALVIEW QUANTA-Xray
- 精密化
- XPLOR
- 分子モデル
- O TURB0-FRODO
- 分子モデル図示
- MOLSCRIPT
- 御回答者氏名と御所属(敬称略順不同)
- 企業
- 池森恵(株) エ一ザサイ
- 加藤洋一(株) キリンビール
- 粟原宏之(株) 山之内製薬
- 佐藤明啓(株) 藤沢薬品工業
- 畠 忠(株) 三共
- 三浦圭子(株) 萬有製薬
- 宮野雅司(株) 日本たばこ産業
- 森川耿右(株) 生物分子工学研究所
- 宮野雅司(株) 日本たばこ産業
- 山崎憲一(株) 第一製薬
- 第2班
- 足立伸一 理研
- 雨宮慶幸 高エネ研PF
- 伊藤晋(株) 中外製薬
- 佐々木教祐 名古屋大学医短
- 竹中章郎 東京工業大学生命理工
- 中川敦史 北海道大学理学部
- 東常行(株) 理学電機
- 森本幸生 徳島大学工学部
- 松浦良樹 大阪大学蛋白質研究所
- 渡辺信久 高エネ研PF
結果
- 計算機について 企業 第2班
- 問題なし 8 7
- 意見あり 2 3
- ソフトについて
- 問題なし 5 7
- 意見あり 5 3
ご意見
- SGI DECともにできればDATドライブをつけてほしい。
- 予算に余裕があらば、Extremeは?
- CPUとして使うには2.1+2.1GBで足りるか?
- 実際に使うユーザーが多ければ、恐らくメモリーが不足するのでは
(それほど多くなければ0K。後で追加できる)
- X端末として数台必要では?
- ステレオオプション(めがね数個)が必要
- SGI,DECともにM0をつけてほしい。
- NFSソフトウェアが必要では?
- 12ヵ月保守も必要では?
- 出力装置としてレーザープリンター、及びカラーのハードコピー機があるとよい。
ソフトについて
- 必要(要求)に応じて柔軟に対処すればよい。
- 加えておいてほしいソフトについて。
構造解析一般
PHASES XTAL XTALGX SHELXL-93 SHELXS-86 SIR-92 AUTOMR
精密化
TNT CORELS
分子モデル
Xsight
分子モデル図示
RASTER3D GRASP SETOR MIDAS
その他データベース
以上の結果のように今年度購入予定の計算機とソフトウェアについては概ね承認され
ました。事務局として予定の方針に従って発注することにいたします.
なお、計算機周辺機器としてはカラーハードコピーとDATテープドライブを追加する
ことにいたします。またソフトウェアにAUTOMRを松浦先生より提供していただきま
した。
計算機とソフトウェアは、来年度以降も充実させていく予定ですので、今回のアンケー
トでいただいたご意見を参考にしていきたいと思います。新たなご意見がありました
らお寄せください。参考にさせていただきます.
ご意見、ご要望などは下記のアドレスにメールを下さい。
sasaki@tara.met.nagoya-u.ac.jp