構造生物 Vol.1 No2
1995年12月発行

自己紹介


近藤 英昌


氏名:近藤 英昌
所属:北海道大学理学研究科生物科学専攻
学年:D3
連絡先:〒060 札幌市北区 北10条 西8丁目
te1. 011-706-3809

自己紹介内容:

 大腸菌の遺伝子調節タンパク質の一つである0mpRのDNA結合ドメインの構造解析を行 っております。
 目に見えないものを世界中の誰よりも一番先に見ることができるX線構造解析をやって みたい!と思い、田中勲先生の元で研究を始めてから早いもので7年が経とうとしていま す。一度就職が内定したのですが、一つぐらいはタンパク質の構造解析をしたい!と思い 立ち、一年間研究生をした後、大学院に進学しました。その後、大腸菌の大量培養から始 めて、精製をして、M2の秋に結晶化しました。ところが良好な重原子置換体を得ること ができず未だに構造を出すことができません。長期保存ができないタンパク質なので、精 製→結晶化→重原子サーチ→再び精製、というようなくり返しの日々をおくっています。

 現在は、メチオニン残基をセレノメチオニンに置換し、セレン原子の異常分散を利用したMAD法による解析を行っています。

 私の属する田中研究室にある回折計は大変整備されており、研究室レベルでは日本でトップクラスであると思います。また、実験設備やコンピュータ環境も非常に充実していると思います。これらを使い切るぐらいまで実験して早く一人前になりたいと思っております。


ご意見、ご要望などは下記のアドレスにメールを下さい。
sasaki@tara.met.nagoya-u.ac.jp