構造生物 Vol.2 No.2
1996年10月発行

編集後記



 本誌の編集委員を引き受けてからはや1年が経過しました。その間順調に発行を続 けることができましたのは、ひとえに寄稿して下さる方々のおかげと感謝しております。

 さて今回の特集は電子密度の改良について討論した6月21日のパネルデスカッション のまとめです。話題提供の方々には内容を寄稿していただきました。参加出来なかった 方へも当日の内容を的確にお伝えできるものと思います。

 私は本誌の編集の他に行事の方も担当しております。本プロジェクトでは"放射光 X線を用いて蛋白質X線結晶解析研究を行う"ことがテーマですが、強度データ収集か ら始まって構造解析のプロセスには種々の技術が存在します。扱う蛋白質は各人全く別 でも解析技術は共通ですから、情報交換を兼ねたこの技術の勉強会を開くことには意義 があると思います。既に2回実施いたしましたがいずれも盛況で、第3回も充実した 内容の勉強会を開きたいと思っております。テーマとして取りあげてほしい事があり 'ましたら行事委員までご意見を下さい。また自ら話題提供して下さる方も大歓迎いたし ます。

 ところで今年度後期のビームラインBL6Bの予約状況をみましたところ、既にかなり の時間が予約済みという状況です。パスワード交付時にビームタイム予約システムが適 切に運用されるかどうかについて若干心配がありましたが、利用される皆さんには抵抗 なく受け入れられ、実用的に機能しているようです。

 本誌につきまして、ご意見やご希望がありましたら編集委員へお寄せ下さい。
(H.S)

編集委員会

委員長 栗原宏之(山之内製薬) kurihara@yamanouchi.co.jp
委員  三浦圭子(萬有製薬) miurak@banyu.co.jp
委員  酒井宏明(筑波大) sakai@xray.tara.tsukuba.ac.jp
顧問  田仲可昌(筑波大)


ご意見、ご要望などは下記のアドレスにメールを下さい。
sasaki@tara.met.nagoya-u.ac.jp