構造生物 Vol.3 No.2
1997年7月発行

編集後記



1997年も半分が過ぎようとしております。ビームストップから半年が過ぎ、でき あがったたくさんの結晶がビームタイムの再開を待ちかまえていることと思います。

さて毎号掲載しているセミナーのページでは、今回"動的光散乱の結晶化への応用" を取り上げました。このコーナーではこれまでに、"低温測定"、"各種宿主による 蛋白発現"を題材として取り上げ、実際実験に携わるヒトにより、総論的、時には各 論的に紹介していただき、好評を得てきました。私自身も読者としてこのコーナーを 楽しみにしていた一人で、経験者でしかわからないノウハウなどを知ることができ、 大変興味深く拝読して参りました。この種の記事は、読者の最も知りたいことを載せ ることに意義があると思います。これからも実験の上で困っていること、興味のある 技術分野等ご意見頂ければ参考に致します。

このコーナーに限らず、私たち編集委員は、毎回どんな記事を掲載するかというこ とで頭を悩ませています。読者諸氏のアイデア、ご意見お待ちしております。 本号から編集委員を務めることとなりました。編集の作業というものに初めて接し、 その大変さを改めて感じました。しかし何分まだ不慣れで、また東京在往の身のため 全くと言っていいほど役に立たず、他の委員の皆さんには迷惑をおかけしました。こ の場を借りてお詫びいたします。
(M.S.)

編集委員会
委員長 栗原宏之(山之内製薬) kurihara@yamanouchi.co.jp
委員  三浦圭子(萬有製薬) miura比@banyu.co.jp
委員  鈴木誠(第一製薬) 1eh01440@niftyserve.or.jp
顧問  田仲可昌(筑波大)


ご意見、ご要望などは下記のアドレスにメールを下さい。
sasaki@tara.met.nagoya-u.ac.jp