平成11年7月16日、第4回総会がTARAハウス2階・トレーニングホールにて開催された。総会のプログラムを表1に示す。
1.報告事項
祥雲弘文代表の挨拶の後プログラムに従い活動報告がなされた。報告事項1,2,3については本誌活動報告を参照されたい。又、報告事項6については本号30頁を参照されたい。
1) 報告事項4.
平成10年度購入した主な備品は次の通りであるとの報告が成された。
TARA費用で購入した備品
@BL6Cビームライン及びハッチの建設
ATARAハウスの増設
B駐輸場
Cワークステーション(DPW500au/CF-17 BL6A及びBL18B DPW600au/CF-17 TARAハウス2階)
学振・未来開拓費で購入した備品
@自動データー収集システム(カメラ部、搬送部)、
AAlpherServer4000用512MBメモリー
BDynaProマイクロサンプラー
2) 報告事項5.
学振未来開拓研究費による測定装置開発の進展状況について下記の報告がなされた。
尚、インターフェース、コントローラー、駆動ソフトなどは平成11年度予算で開発する。従って自動化は本年度中に行う。
4. 主な問題点と対策
5. 平成11年度の計画
6. 平成12年度の計画
2. 議事
1)決算及び予算
表2に示すように平成10年度収支決算が報告され、引き続き平成10年度収支監査報告がなされ審議の末、承認された。
収入の部 | 支出の部 | ||
エーザイ | 4,000,000 | 物構研経費 | 20,000,000 |
キリンビール | 4,000,000 | FAIS経費 | 2,160,000 |
三共 | 4,000,000 | 建設費(BL6C建設、他) | 63,576,922 |
生物分子工学研究所 | 4,000,000 | 計算機類(O2保守、他) | 935,828 |
第一製薬 | 4,000,000 | 備品費(什器、電子錠、他) | 2,237,149 |
中外製薬 | 4,000,000 | プログラム整備、保守費 | 1,527,207 |
日本たばこ産業 | 4,000,000 | 印刷、通信費、電話代 | 2,536,166 |
日本ロシュ | 4,000,000 | 消耗品費 | 1,428,013 |
萬有製薬 | 4,000,000 | 人件費 | 18,477,982 |
藤沢薬品工業 | 4,000,000 | 旅費、会合費 | 7,552,567 |
三菱化学 | 4,000,000 | 謝金(ビームラインアシスタント、他) | 1,849,000 |
山之内製薬 | 4,000,000 | 送金手数料 | 216,500 |
味の素 | 4,000,000 | 雑費(清掃、洗濯、他) | 866,623 |
塩野義製薬 | 4,000,000 | ||
小計 | 56,000,000 | 小計 | 123,363,957 |
先年度繰越 | 96,413,209 | 次期繰越金 | 29,049,252 |
合計 | 152,413,209 | 合計 | 152,413,209 |
運営委員長より平成11年度の予算案の説明が成された。
@BL6Cの建設は平成10年度に大半完了しているが、未払い分が有ること及び僅かでは有るが建設は常に行っているので、平成11年度も建設費予算を確保する必要がある。
A平成10年度(先年度)繰越金(FAIS)が29,049千円であるのに対し次期繰越金(FAIS)は24,649千円である。即ち4,400千円の赤字である。しかし此の赤字予算は今回始まったことではなく、今まで繰越金が多かったため目立たなかったのであり、
昨年も同じことをのべた。このまま行くと4〜5年先には繰越金が無くなる恐れが有るので対策を講じる必要がある。例えば、出資企業がもう一社増せば解消できる。
BPFの実験用旅費の枠が倍増したこともあり、経費節減のため旅費を大幅に削減したこと等の説明が行われた。審議の結果表3に示す予算が決定された。
収入の部 | 支出の部 | ||
エーザイ | 4,000,000 | 物構研経費 | 20,000,000 |
キリンビール | 4,000,000 | FAIS経費 | 2,160,000 |
三共 | 4,000,000 | 建設費(BL6C建設、他) | 2,000,000 |
生物分子工学研究所 | 4,000,000 | 計算機、電子部品、保守費 | 1,500,000 |
第一製薬 | 4,000,000 | 建設費外の備品費、保守費 | 3,000,000 |
中外製薬 | 4,000,000 | プログラム整備、保守費 | 2,000,000 |
日本たばこ産業 | 4,000,000 | 印刷、通信費、電話代 | 4,000,000 |
日本ロシュ | 4,000,000 | 消耗品費 | 2,000,000 |
萬有製薬 | 4,000,000 | 人件費 | 17,500,000 |
藤沢薬品工業 | 4,000,000 | 旅費、会合費 | 3,000,000 |
三菱化学 | 4,000,000 | 謝金(ビームラインアシスタント、他) | 2,000,000 |
山之内製薬 | 4,000,000 | 送金手数料 | 240,000 |
味の素 | 4,000,000 | 雑費(清掃、洗濯、他) | 1,000,000 |
塩野義製薬 | 4,000,000 | ||
小計 | 56,000,000 | 小計 | 60,400,000 |
先年度繰越 | 29,049,252 | 次期繰越金 | 24,649,252 |
合計 | 85,049,252 | 合計 | 85,049,252 |
2)今後の方針
先に行われた運営委員会に於ける審議経過を報告し(本号30頁参照)、再度審議した結果原案通り可決された。
3)名称について
今後TARA坂部プロジェクトと言う名称は使えなくなる。新しい名称は運営委員会の原案通り「構造生物学坂部プロジェクト」とすることが決定された。